|
詩人:ラズ
夢をさまよう少女は
霧がかった中に
確かな物を見つけられずに
ありもしない光を信じて
歩いていた
不確かな物を
一心に信じる少女
ばかみたいに一途に…
不確かなものさえ
信じる彼女は
目に映るもの全て
偽りなんて思うはずもなく
いつかの時を
少女ははっきり覚えていた
幸せだった夢の続きを
今もまだ歩いていると信じてた
まだ幼い少女は
疑うことを知らず
濁りない心で
無邪気に笑いながら歩いてる
この笑顔が永遠に歪まないでいてほしいと
叶わない想いでも
願う
夢なんか見て
はしゃぐ少女が
心配だった
夢はいつかは醒めてしまうものだなんて
ズット知らないままなら
きっと
その方が幸せだと思うから