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詩人:空。
我が輩は猫である。飼い主は
天然で
バカな
女で
我が輩を
好きらしい。
だが
我が輩より
彼の方が好きらしい。
我が輩は
彼に拾われた
元捨て猫である。
バカ女は
我が輩を
話し相手と勘違いしてるらしい。
いつも
いつも
彼の話をする。
それだけなら
イイのだが
彼の話をしながら
泣き出して
我が輩に
答えを述べる。
我が輩は
適当に
「ニャアー」と
答える。
我が輩は猫である。
もうバカ女の泣き顔は見飽きた。
早く
彼が帰って来て
バカ女の
いつも以上の
笑顔を
我が輩に
見せて欲しい。
我が輩は猫である。
我が輩は
バカ女が好きらしい。