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[130966] ばかやろうの見た光

詩人:甘味亭 真朱麻呂

ばかだって思われるほどに誰かを愛したり
何かに夢中になれたりしたら
それは素晴らしい人生を歩んでる証拠と呼べるでしょう

突然の雨に降られて
予想もしない突風に帽子をとばされて
暑い日差しに焼かれながら
それでもがんばったやつにしか見えない
ばか呼ばわりされても必死に自分をつらぬいたやつにしか見えない明日があるんだ

光り輝く 未来へ
飛び立っていくんだ
もう迷わなくていいだろう
君を信じればいい
踏み出していくんだ
僕よ悩みはもう解決したも同じだから

今 また ふたたび
ばかだって思われるほどに大げさに生きながら面前の真ん中で叫んでやる

それが答だと知った今ならば恥ずかしさなどないんだ

僕は確かにばかだけど
ばかなりに素晴らしい光も持ってる
君も確かに僕と同じで
ばかだけど他人にはない光を放ってる

それが真実
僕の中に隠れてた
まばゆい自信

こうして また
ばかみたいにばかやろうは必死に生きて
最後までがんばったやつが偉いんだって
きりもなく歌ってる 歌ってる

とことん信じて とことんそこに捧げて

僕は涙も我慢せず
とことん泣いて
とことん弱さを見せて
君もつられて泣くくらい僕の涙は心をふるわすらしい

ばかはばかみたいに思ったことを真っ正面に偽らず表に出す
それもばかにしかできないばかの実力だ
だからさばかだからって気にすんな
落ち込むな
少しも失態じゃない
少しも間違いなんてない

大丈夫 君はそれで正しいよ
大丈夫 僕は君の言葉にただ涙した

あの日くれた言葉は今でも胸の中で星のように輝いて思い出すたび僕をつよくする

涙を流しきってしまうんじゃないかってくらい泣きに泣いた夜

君をもっと好きになった
その理由がわかった それがばかやろうの見た光。

2008/08/24 (Sun)
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