詩人:甘味亭 真朱麻呂
命の重さを量る秤があったならば
僕の命の重さはいったいどれくらいだろう
たとえば人間でも犯罪をおかしたり
悪いことばかり陰でやっているやつだったり
まじめなふりしてじつは案外すさまじい過去を背負うやつだったり
たくさんの悩みを抱えながらも必死に今の自分と向き合いながらひたむきに頑張る後ろ姿を持つやつだったり
いろんな人の命の重さをはかってみたいな
きっと計測しても
みんな命の重さは一緒さ
はかる必要なんてないんだ
でも命をはかれたらきっときっと楽しいね
ちょっと軽い気持ちじゃ出来ないね
命の重さに違いがあるなんてだから考えるのはやめよう
なんだか冷たい人間になりそうだから
僕はやさしくいたいから
たとえ真実が重くても軽くても ねぇ。