詩人:どるとる
随分と遠回りしている人生だけどまあなんとかなるさと強がってみせる
これでもよくやったほうなんだと自分で自分を励まし ほめるのさ
1日に一度くらいは笑わなきゃと 愛想無理に振りまいてみても なんだかむなしいことに気づいて 結局は一日中ポーカーフェイスで過ごす日がほとんど
俺の人生なんだから
よっぽどの悪事を働かなきゃそれ以外は何をしたって構わないはずだよ
どんな道を選ぶのも
どんな職に就くのも
どんな女と付き合うのも 僕の人生なんだから誰にも神様だって口出しできないだろう
こう見えて落ち込みやすくて 一度落ち込んだら なかなか立ち直れないんだ
そういう僕を知った上で あなたは僕を見たことがあるかい?
全国にいる何万人
何億人の人たちの言い分はもしかしたらもしかしたらもしかしたら単なる言い訳じゃないのかもしれないよ?聞いてあげてよ
背中丸めてひとりきり さびしそうな顔してる誰かの帰り道にそっと寄り添うように優しい言葉で会話を投げかけよう
そんなに怒るなよ
そんなに苛立つなよ
いろんな人がいるさ
人の数だけ人生はあるさ こんなに人が多いんだから 僕みたいな変わり種がいたってべつにいいじゃない
涙はカッコ悪くなんかない 泣きたいならば泣きゃいいのさ
涙のような冷たい雨に濡れて どこまでもどこまでも 歩いて行こう 生きて行こう
誰かがそうしろと言って それに従って人生歩いて居たんじゃ
それはテメエの人生じゃない 自分の人生生きたいなら 傷つくことも覚悟で世の中に背中向けるなり 獣道に分け入るなりにすればいい
テメエの人生なんだから 誰かの余計なアドバイスなど聞き流したっていいからテメエの好きに生きてなんぼの人生だろう?
間違ってるかい?
そりゃいろんなことがあるだろうさ
でもそれが人生なんだよ
苦労したほうが楽しいじゃないか
だから走るより歩こう。