詩人:どるとる
自分の頑張りを笑いたくない
確かに僕は頑張ってるのだ
涙に濡れた頬を
忘れない
傷だらけの昨日も忘れない
風に吹かれ 黄昏て
昔の自分がふと鏡越しに今の自分と重なった時 ぶれたその姿
本物の明日はあの山の向こう
急がず焦らずにひとりだって行こう
計算などは行き届かない 心の中に宿る僕というたったひとつの歌を光にして
闇をくぐり抜けよう
何もできなくていい
僕は僕でいればいい
認められたいとか
許して欲しいだとか
そんなこと最初から思ってない
会う人会う人
ただの他人でいい
誰にも僕を裁けない
誰にも僕を笑えない
そうさそうなんだよ
いつも
今を生きる全ての僕へ
今を生きる全ての君へ
たどり着くのはいつも僕の素敵な笑顔
生きてるんだよ
僕はいつも
笑うために頑張ってるんだよ
誰かの指図はうけないんだよ
傷だらけになったっていいさ
泥だらけになったっていいさ
汗ばんだまま
傷ついたまま
歌を歌おう
ひとりぼっちの
貸しスタジオで
今を切り取る歌歌うんだ
真夜中の涙
昼過ぎの憐れみ
絶え間ない
人の流れ
とどまらない
嘆きと卑屈の豪雨
降り止まない
不安の風
矛盾だらけ 理不尽なことだらけのこの街で僕は生きてるんだよ
それだけではなまるじゃないか
もう何度この部屋で繰り返したキーワードさ
oh 今を生きる全ての人たちのための賛美歌が流れる世界
降り立つ天使
あざ笑う悪魔
僕は裏切りの堕天使
辻褄合わせの日々
もうやめたもうやめた
疲れ果てた
翼を休めて 自ら
死を受け入れ
日々、一歩ずつ
奈落へ足を近づけて行こう
僕の命はかけがえのないものだと歌うんだ 明日は来るだろうその時僕らは笑えるかな?
嗚呼昨日も涙も今日の笑顔も冷徹な他人にとってはただの雑音やただの看板にしか過ぎないさ
だから僕は誰も信じない
誰とも手を繋がない
これからはひたすら僕を歌う。