詩人:どるとる
自分を愛せない
人間に他人は愛せない
アイラブミー
アイラブユー
どちらもできて
はじめて
アイラブワールド
はじめて
アイラブスペース
マイラブミー
マイラブミー
何度でも
何度でも
僕は歌う
いくつもの
わがままな
詩の中に
自分の
隠れた涙を
裏切りの痕を
押し寄せる波
さらわれたきのうたち
サヨナラ 街の灯よ
サヨナラ 街のぬくもりよ
夢へと続く階段の一段目を踏んだとき
僕はもうここにはいない
扉は閉まる
マイラブミー
マイラブミー
言いたいこと
腐るくらいあるんだ
だけど
マイラブミー
マイラブミー
全て自分へと続く
道なき道を
歩く僕は笑う
たまに怒る
計算など行き届かない
行き届かないさ
いつも
いつも
いつも
スランプじゃないのさ
医者でもないのさ
暗がりに手を伸ばした それだけ
マイラブミー
世界は僕の存在を
土砂降りの雨の中に
位置づけた
位置づけた
だから僕は僕を愛せなくなった
悲しい日々はまだ続きます
サヨナラ 涙よ 風の中に消えた きのうという幻に踊らされて。