詩人:evans
全国・全世界に広がる 幸せへの登山道
住まい・仕事・家庭・他
それぞれが抱く夢がある
それぞれが抱える悩みがある
それぞれの生活環境があり
それぞれの労苦がある
あるひとは
遠くあの山を眺めてため息をついている
あるひとは
一合目を登りはじめる
あるひとは
五合目に差し掛かり
あるひとは
希望の山頂が見えている
爽やかな風に吹かれて
晴れた陽光を燦燦と受けて
小鳥のさえずりに
心朗らかに歩む日がある
しかし
大雨に、風雨に、霧に
視界が奪われてしまう日は
悪天候が過ぎ行くのを
ただひたすら待つこともある
しかし
私たちは誰もが山頂を目指す
そこに御来光という希望が
全てを見下ろす達成感が
あるからに他ならない
卒業という頂上を
師匠との出会いという御来光を
わが目で確かめることを求め
私達、通教生は
険しい山道を目指す
「支援サイト」という強力な
登山具をもちいて
私たちは
労苦の山を登りゆく
(2010.5.17)