詩人:甘味亭 真朱麻呂
背中合わせで今夜は話をしよう
仮面かぶるみたいに互いの表情を伺うことをせずに
言葉だけ投げて話をしよう
相手がどんな表情してるかわからないから
少しこわいね
でもそこが背中合わせで会話する意味なの
本当のことをいえるよ
今だけは
どれだけあなたが好きかってこと
何度何回愛してるといってももどかしいな
だってその繰り返しには終わりはこないから
何度何回愛しているということができても
終わりのない繰り返しがまた昨日のさびしさを繰り返させる
深すぎる愛は駄目さ
背中合わせの恋は獣の僕をソワソワさせるだけだよ
ああ 発情を促すだけさ
ねぇ……?