詩人:フィリップ
日曜日になって
目が覚めると
心はまだ
土曜日のままだ
愛を捜して
また二度寝する
月曜日が
来ないようにと
祈りながら
耳を澄ますと微か
目を凝らすと僅か
君の時間が流れている
温度も
感触もないまま
僕の朝が音を立てる
君はまだ
うつ伏せたまま
寝息をたてて
愛を、見ていた
風が吹くような
速度で
日々をめくろう
人として
僕として
生きる時間は
愛曜日
描いていた心が
結ばれるその瞬間
大きな調和と予感の中に
飾らぬ潔さと
満たされぬことの幸せを
僕は知った
2008/03/07 (Fri)