詩人:高級スプーン
蝉の死骸も喰えないで何がジャングルか蟻が代わりにむしゃぶってるから風が飛ばして土に還すから空にヨダレを垂らした夢だった乾ききった舌を汚されるがままの為すがままヒビ割れる体後から後から跡形なく埋められるより巨大により強大にあらゆるものを取り込んで成長してゆく地の果てまでも侵してゆくがやがて朽ちて飲み込まれるのは我がコンクリートの方で