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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「愛の音階」への投 票 〜

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[131506] 愛の音階

詩人:甘味亭 真朱麻呂

ああ ピアノのようなメロディです 今僕の心をおだやかにして揺らす音は
ずっと暗闇ばかり見つめてたから久しぶりにひらいた心まぶしくってしばらくあけられなかった
でもあなたのあの一言がすべてを終わらせてくれた
心の闇をぜんぶ掃除してくれた

これ見よがしになにかとやさしさをおっ広げて
自分のやさしさを強調する奴もいれば
あなたのようにさり気なく見せておきながらちゃんとつつんでくれてる人もいる けっしてやさしさを見せびらかすわけじゃなくただ気づくか気づかないくらいで僕を照らしてる
世の中には不思議な人もいたもんだな

朝早く土手に行き昇る朝陽眺めた
そういえばあの朝陽のようにあなたが見えたことがあったな
それはきっとあなたがあたたかい人である証で
なによりわかるんだ
なによりあたたかい心を持ち備えた人だということ

ただあなたが側にいてくれるだけで
心は救われているんだ
あなたの存在がそこにあるだけで安心できるよ 心の底から
ねぇ
言葉にできないくらい
あなたは真っ白く笑うから
少しの心の揺らぎも見せてはいけないね
ゆらゆら揺れてばかりの僕の心はあなたの心に鏡のように映ったようで
あなたは涙を流して僕を抱きしめてくれた
あの日の夜は二度と忘れられない夜になりました
きっと永久に 永久に

灯りを消してはまた灯しての繰り返し 僕は思った
そんな当たり前な日常こそが
一番あなたを感じるにふさわしい時なんだと

だから一緒にあきらめずに不器用でもあなたといるのさ
あなたはどんなに僕が間違いだらけの人でも笑って泣いて特別扱いなんかせずにあたたかい目で近く見てくれるから
きっと僕はあなたが好きだと気づいてたんだ
あの日からもう既に

ああ 今も流れてるあの日聴いたピアノのメロディ ハートに流れるどこまでも広い愛の音階 真実の調べ。

2008/09/07 (Sun)
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