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詩人:morning star
夕焼けに雨粒がかかって、
幻想的な夢の中へ連れ出されて、
悲しい様な嬉しい様な、
そんな感情にずっと魂の深く迄支配されていて、
さっきの過去もいまはもう褪せていて、
私は是れから何処へ前進むのだろうかと
仰ぎ観る天上(そら)はやがては流星のキャンバスへと・・
ハープの響きが木霊してきて私を永遠(はるか)遠く迄へと誘引ない結び、ほんとうは一切(ぜんぶ)忘却れてるだけで、
思いだせれば楽に成れて、笑顔の花びら零れ落ちるのにと・・
虚空に連なる、懐かしの思いで(ばしょ)へと、憶念(おもい)偲ばせてみるも、隔てている時間(きょり)は彼方に在り過ぎて、ため息に苦心しさ封じ込めてみたけれど、其れでも如何しても届けない・・・
夕焼けに雨粒が染まって、
幻想的な夢の彼方へと
瞬間の刻を翔け抜けられたのなら、
ふたたび自由を此の胸奥へと取り戻せるのにと・・・