詩人:Ray
こんな廃れた時代が
刻む時間は
なんとなく だけど
明らかに
生きる僕らの心を
蝕んでいっているよね
涙はいくつあっても
きっと足りなくて
憎しみや苦しみも
きっと減ることは無くて
覗いて見れば見る程に
醜く、汚い世界
だけど それでも
君が そうやって
僕の隣で笑うから
だから 僕は
もう少し
この世界に生きていたいと思う
君が『大丈夫だよ』って
躊躇いもなく
僕の頭を撫でるから
僕は もう少し
君の隣にいたいと思う
小さくて弱い 僕
だけど
君がいるだけで
強くなろうと思える
君が 笑うから
君が いるから
世界は少し
明るく映るから
僕は
生きていて良かったと
思える