詩人:どるとる
世の中の矛盾に気がついて それを大人に言ったら
大人は言った
「そんなの仕方ないじゃない」
世の中嘘つきだらけ
幸せってお金じゃ買えないっていうけど
本音ぶちまければ
お金がなければ
幸せどころか
住む家や
食べるものにも困ってしまうよ
矛盾した気持ち抱えたまま 納得できねえそれを あたかも理解したように 生きても楽しいはずがない
笑えるわけがないよ
愛想笑い咲き乱れ お世辞が弾丸のように飛び交う 一歩間違えれば戦場のような社会の中で 僕らは働きアリのように 毎日世のため人のためにときれいごともこぼしながらも本当は自分のため何より自分のため 今日も生きてるよ
矛盾は日々増えてゆく
減っていくことはない
世の中に矛盾した人や決まりがあるかぎり
どんなに正しさで隠したって 曖昧な返事で繕われた部分が垣間見える
矛盾はそれですよ
大人は 一喝するように 僕の言論の自由を剥奪するかのように
理不尽に叩き落としたよ
今の子供の未来は暗いね
思いやりのない子供ばかりさ
それは親も同じだからだ
矛盾は社会の中にもある
矛盾は家庭の中にもある
矛盾は学校の中にもある
矛盾した世の中がつくり出した附に落ちないおかしなおかしな人の言動
悪いのは誰ですか?
この水掛け論には終わりはなさそうだ
僕は逃げるように
現実から目をそらしたけれど 目をそらした先目をそらした先
矛盾があふれているよ
乱れた社会の中
何が正しくて
何が悪いのか
真面目に考えている人がいるのに
それさえできない
人がいることが不思議なんだよ
生きている以上
やっぱり
必要なのは
正しいことを正しく
できること
それさえ守れていれば人は矛盾のない社会を生きれるのに
白にも黒にも当てはまらない僕らの中の矛盾は
もしかしたら
導き出された
答えともいえるのかもしれない
思考は行き止まりにさしかかる。