詩人:甘味亭 真朱麻呂
よそ見をしてたあいだの不意打ち
ふと泣きたくなる
それでも頑張る僕よ えらいねステキね
誰も言ってくれないから自分でいうのさ
簡単だとみんなが口をそろえて言うことも僕には簡単じゃなくてまた泣きたくなる
いつも気持ちに正直に顔は反応する
せつなさに焦がれたならうつむいて悲しい顔
嬉しいことがあったならやっぱり笑顔
気持ちに逆らう顔をするならばそれは嘘
浮かべてる顔色とは正反対の気持ちって事でしょ
君はえらいね
君はすごいね
悲しく響くよ
僕の耳のすぐ近くにある口から出た言葉が聞こえて
淋しくなった
むなしくなった
人が死んだらそこにはなにが残るんだろう
考えたら悲しくなる
考えたくなくなるよ
とっても僕にはつらすぎる
残すものもない僕だから
布団と少しの荷物しかない部屋 要らないものばかりだ
僕が出てったら何も生活してた痕跡さえ残らない
すべて嘘になってしまう
だから僕は死なない
だから僕は生きてく
それだけのために僕は生きている。