詩人:あいる
流れる星を掴んだが未だまだ
願いは叶わないままだ
もう何回も唱えた望みは
呪文のよう
儚さを含んだまま
爛れるもしもを俯瞰から眺めた
胸にしまいこんだタラレバ
どんなもんだいも
堪えた涙も
持論に依存してただけなのかな
明日はあの子と遊ぶ日
晴れが出るまで
サンダル飛ばすように
道端、心のそこ、胸の鼓動
沈む夕陽と同調するこの頃
神様の仕業おとぎ話
カーテンの隙間から射す光
柔らかい稲光纏う
率直に単刀直入に直に君に
伝える想いと思い出
君も日々も大切だった今も
両の手では
持ちきれない花束
種を溢しながら
待ちきれない彼方から
からではなく
ボクじゃなくなったボクから
あの日捕まえた
星を投げるよ
受けとる前に
3回は唱えてよ
光より速く君の隣に行くよ