詩人:高級スプーン似
あなたが何を
書いて叫ぼうが
ぼくには
関係ないですから
だから
ぼくが何を書き
それが紙を汚すだけの
糞であろうと
あなたには
届かないのでしょう
きみはまた
そんなことを書いて
涙を流して血を流す
構ってほしいんでしょうか
叱ってほしいんでしょうか
傍観するしかしませんが
関わりたくはないが
無言で見ていたい
暗い言葉の打ち跡を
それは詩ではありません
それでも見せたいのですか
不特定多数のわたしに
きみは見せたいのですか
自意識過剰な自慰ですか
流れている血が
怪我でもリスカでも
生理でも正義でも
別に特に何も
書いたらいいと思ってる
吐いたらいいと思ってる
糞でも血でもゲロでも
愚痴でも悪口でも
日々だとか夢だとか
愛だの恋だの病気だの
それを詩だとか思ってる
否定はしたいが
肯定はしない
胸クソ悪くて気持ち悪い?
でしょうねえ