詩人：甘味亭 真朱麻呂

悲しいことなんか
いちいち気にすんな 根に持つな
悲しいことなんか
すぐに過ぎてゆくよ 見ててごらん

嬉しいことに僕らは
まだまだ笑えるんだ
嬉しいことを探しに
これから出掛けよう

新しいドアを開けて
まだ見たことない景色
まだ知らない世界へ
新しいドアくぐって

新しい気持ちですべてをおそれずに
歩き出す強さだけ手に入れたらさあ行こう
君はもう生まれたときからもってるはず
歩き出す強さも夢を叶えるだけの力だって

ほらやってごらん
ものは試しさ
自分の力を見定めてごらん
秘められた力で自分の力で明日を切り開け

流れる涙を乾かす幸せがすぐ側でチャリンと音を鳴らしたら

さあ笑う準備は整ってますか？
整ったら笑え 笑え 笑え とびきりの笑顔

力をぬいて
今だけは

生きるのに息張りなんて必要ない 費やすのは日々削られる時間くらいなものさ
必要な力があるとしたらそれはほんの少しさ そう少しだよ

さあ 次に開くべきドアはすぐそこに
昨日は今 目の前から消えたよ
そして明日にほらすり替わったよ
紙芝居みたいに遅くはない
そうたとえるならペラペラ漫画みたいな効率のいい速さで

つぎつぎにページは移り変わり
最後まで正しい流れ崩さずにカシャッと変わってく
変わってくんだ

昨日から明日へ
明日は今日へと

ずっと生まれてから死ぬまで扉を開きつづけて
ずっと扉は消えずに僕は無意識のうちに開けてしまう

夢の中で

しかたないくらい
どうにも出来ず
たまには涙も落ちる
たまには笑顔も崩れる

生きる大変さ考えたら少しも変じゃないね 同感しちゃうね

誘う涙 みんな気がつけば
涙の橋渡しで
人から人に涙をもらいもらい泣き

世界に涙があふれた
だから悲しみは消えない。