詩人:どるとる
朝から 満員電車に揺られて 吊革に必死でつかまって
会社へと向かう背広姿のサラリーマンたち
ある人は家族のため
ある人はお金のため
ある人はただ自分のため
それぞれ考えることはやっぱり違うけれど 誰もみんな働かなきゃ生きていくことはできない
いいんじゃない
あなたが 今日も額に汗して頑張ってるなら
いいんじゃない
1日のどこかで 少しでも 笑えるような場面があれば
生きている意味なんてそれで果たされるんじゃない
死ねない何かがあるからきっと あなたはここで苦しくても頑張っているんだろう
文句だとか言われながら 愚痴をこぼしながらも 真面目に働くその姿こそがあなたという人ならば
それは間違いじゃない
今日も世のため 人のためだとか言ってても 内心じゃそんなこと考えたこともない
生活するためだよって上の奴らに言ってやりたい
何も 役に立ちそうもないような 僕の小さな努力も いつか花にもなり木にもなるなら無意味なんかじゃないって思うんだよ
辛いことがあっても
泣かずに 必死で頑張るその姿は 泥だらけでも汗にまみれてても きっとかっこいいってそういう姿をいうんじゃないかな
間違っても 怒られても へこたれずに毎日毎日 あなたはひとつの場所で 生きようとしているんだから
僕はささやかなエールを送る
今日も どこかで いろんな場所で それぞれの1日を頑張ってるサラリーマンたちへ言いたいよ
その涙や笑顔は
もらうお金より
もらったお金で買った物よりずっと
価値のある代物だよ
ってさ
頑張れ 言われなくてもわかってるって僕もわかってるけど
言いたいよ 僕にもあなたにも みんなにも
頑張れって声が欲しい
それほど大変な毎日を僕も生きてるから
お互い様ってことでその辺は互いの苦労や頑張りをたたえ痛み分けをしよう
たまには言われたいよ
かっこいいって。