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詩人:旅人モドキ(左利き)
水しぶきキラッ きみの手くびから跳ねる
ひこうき雲をみち連れに つかのまバカンス
はしゃぐ乾杯でこぼれる笑み ふたしずく
空いろビキニが新鮮な 波うちぎわに酔いしれる まき戻ってく情景
ゆかたに見とれつつ 指をからませ秘め事のにぎわい
ひまわり咲く丘のほとり 仲たがいとあふれる涙を ぬぐい去るミュージック
葉っぱのシャワーをあび 触れあう唇
いま海岸にたたずみ 黙りこむきみ
はるか沖へゆく船の積荷や いちめんに敷かれた星砂に なにを想う
さりげなくハグして しじまの暮れに寄り添い きみを温めたい