詩人:tyuuya
俺はこれまで生きることにいささか倦怠なる足をひいていた。
溝には川が流れず、窓枠に吸い付く水滴ばかりがそれを埋める。
親はどうする。先日、生まれたいがために、産まれてきた。そんな名言が無断に造られていたのをテレビでみた。
高校時代の頃が嫌に想起させられ、ある若いが知恵に自己を伸ばしてきた教師が俺をあざけわらっていたことであった。
何でも俺の文法に稚拙が交えたらしく、それをネタにクラスに公言し、女子の笑いの的となっていた。
その過去に俺は真の詩人で潰し、頭から分離させてしまった。