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詩人:壬治
死ぬってどういうことだろうって考える
死んだらどこへいくんだろうって考える
たぶん命が途切れたらそこで
ぷっつりとブラックアウト?
次に目覚めるときは
違う体と別の名前で
新しい鼓動を
刻んでいるのかもしれない
そのあいだに起こる
神秘的な出来事はきっと
始まった意識のなかでは
ほとんど忘れていて
だけど魂はちゃんと
記憶している...んだろう
...たぶん。
だから生まれ変わってもきっと
私は君に恋をするね
じゃあ次はどこのだれに
生まれ変わるんだろうね
いつの時代の?
どんな容姿の?
どんな人生に出遭うだろう
君はだれに生まれ変わるだろう??
すべてはそれからのお愉しみ。
未知は未知として預けてここで
今は今だけの味
食べ尽くして
今だけの君を見ていたい
今だけの人生に懸けてたい