詩人:himari
愛する親友へ
貴方は天国にいますか
貴方が居なくなって
今日で9ヶ月になりました
今日は月命日です
貴方は
いなくなっちゃ駄目だよ
必要だよ
私がいるよ
そう言ってくれたね
私は貴方にだけ
弱音を吐けた
貴方ほど
優しい女性はいないよ
貴方が死んでしまった前日に
私に逢いたいって言ってくれたのに
私は逢えなかった
今でも
いや一生後悔し続ける
あの日
貴方に逢っていたら
貴方を救えたかもしれない
貴方の死を知ったのは
貴方が死んだ一週間後だった
貴方のお母さんと
抱きしめあって泣いたあの日
秋田まで行って
線香あげに行った
写真の貴方は
優しく微笑んでいた
隣には
貴方の骨があった
ひとり
泣き崩れていたら
貴方が
ばっと現れた
そして笑っていた
白い服を着ていた
たった一瞬だった
貴方を救えなかった事を
私はずっと悔やむでしやう
そして一生忘れない
二人で交わした約束
私は守るから
また
生まれ変われるなら
もう一度会おう
必ず
貴方を助けるから
愛する親友へ
芙由子
私は元気だよ
だけど今日は泣いていいかな
貴方が大好きな花を買って
写真の前に飾るよ