詩人:桃井 美結那
いつも糸で繋がれて
いつも誰かに動かされていた
でもそんな生活ずっと嫌だった
僕は誰でもない僕自身の為に生きているのだから
早く自由になりたい
自由になりたい
自由になりたい
ある日、自分で糸を切ってみた
夢にまで見た自由だ
(…あれ?)
…何故だろう
動く事が出来ない
好き勝手動かされてたあの頃は早く自由になりたい、あんな事やこんな事もするんだって思っていたのに
(…!!)
初めて気付いた
僕はひとりじゃ何も出来ない
あの頃に戻りたいなんて今更思っても
もう遅い‥
『自由』ってなんだっけ??