詩人:トシ
人はよく「虫けら」なんて馬鹿にする。
でも、本当は虫たちの方が偉いのかもしれない。
彼らは、少しでも明るい方へ明るい方へと突き進んでいく。
わずかな光を求めて一生懸命になっている。
それに比べてどうだろう? 人ってやつは…
僅かな光は見えないフリして背を向ける。
自分をちっぽけな人間と思うなら、
いっそのこと虫けらになってしまえば良い。
ちっぽけな存在でも良い。
人から「虫けら」と馬鹿にされても良い。
ただひたすらに光を求めてみよう。
「自分は自分なりに一生懸命だった」
そう胸を張って言えるなら、それで良いではないか。