詩人:あとりえ
まるいカケラ玉となった中
想い出 自転車走らせるよに
ミュージカル チャイム
その時の枝
季節の風と葉
鳴らす
入道雲と向日葵たちの詩
蝉の譜
頁飛ばし変えた脚本
裸足で貝殻畑となった
砂を蹴り走り
さ迷えと云わんばかり
灼熱とさざ波の
連鎖していく音をただ
闇吸い込みながら
消えたもの
それは何かと問いかけ続けた君
入道雲と向日葵
雪のなかの蝉の譜を
雪掻きの途
捜しては
……………………
まるいカケラ玉の中
葉鳴らす記憶
ミュージカルチャイム
葉風鳴らす
あの路の曲がり角先の未来
それが在
また春
この先の地球を変える君たち
その詩の中
存在する