詩人:カィ
僕らは
手を広げたんだ
君を守るために
なんて
僕らは愛のある嘘と誤魔化せない本当にはさまれて
行き場をなくした路地裏
ベットの横のゴミ箱
開くことのないアルバム
冷たい手と手
僕は手を広げたんだ
君を抱きしめるため
冷たい君の手が
ゆっくりと僕の手と同じ温度になってく
僕は目に見えない愛と目の前にいる君を同時に見て
こたつみたいにあったかくなった
君の髪や頬にそっと触れて
いいよっていってもらえるキセキみたいなことお願いしてもいいかな
僕らは手を広げた
抱きしめるために。
2017/02/13 (Mon)