詩人:雪 刀寿
傷が付いた 心で 何するの?
純粋な日に 笑い合った 思い出に涙して
愛は 長く あたたかいもの
出てくる清水は おいしく うるむ
さよならを言ったら、終わりなら、
こんにちわを唱えれば、また始まってくれるの?
だと、いいけど
あきらめないで、ごく じっくり
ちからを抜いて、揺れながら 暮らそうよ
傷はだれにでもあるし
生まれては消える
傷を痛いと思わないと ある場所に気づかないし
傷を癒してくれる 愛の手を 大きく 広くして、
心のトリートメント・ケアを にじませて ゆこうよ