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詩人:甘味亭 真朱麻呂
みんながよくいう
当たり前って一体いつから当たり前になったんだろう
気になるんだよ
だって僕らその当たり前っていうことにいつも翻弄されて
従わされてるから
きっと真実なんて
決まった固定された形をもたないものさ
だけど 知りたいんだ
地球ができたころ
同時にできたのか
人間を含めた生命が生まれたころにできたのか
当たり前とか
従うべきルールとかいつまでも好きになれない正義
鼻で息するみたいに息苦しいものさ
でも慣れちまえばなんてことないね
不思議に平気になる
考えてみればすべてが幻か夢のようだね
目をつむれば見えるだろうか
宇宙の広さ
空の高さ
感じればわかるのだろうかな
すべて 求めてやまない真理 たったひとつ答
人生には解答なんて都合のいいものついてない 付録さえ袋とじさえ無いんだ
だからいつも人は自分を基準にして
コンパスのように回るんだ 自分あってのルールだと叫びながら
ルールや法に囲まれ隙を見つけてはその回りを回るよ
くるくる くるくる
世界は正しいリズムで刻まれていく
世界は正しい温度しか指し示さない
ぐるくる ぐるくる
目が回るほどの忙しさの中で人は気がつけば終わりをむかえて
はっと時間の長さや短さにため息をつきながら仕方ないとさよなら
当たり前はいつからできたんだろう
そんなことを気にした日も今は昔話で
遠く過ぎた
振り返れば夕陽が今沈むところです
なんて綺麗なのでしょう
そこに生きていくに不自由にならない
自分の人生をサポートしてくれる何かがあれば必死に真理や自分をさえぎって追いかけて行くんだな
当たり前な毎日を繰り返しながら
当然とばかりにいつの間にかすべての不理解(ふりかい)を曖昧なまま不適当に受け入れてる卑怯な僕。