詩人:甘味亭 真朱麻呂
愛の迷路に迷い込んだときから
僕の心は青く染まっていた
記憶の中のあの人を忘れられず
いつまでも同じ景色を見つめていた
何処に行こうとつきまとう不安の影
突き刺すような冷たい眼差し
何をしようと認められない無慈悲さ
胸の中には消えないままの傷跡
悲しんで逃げ込んだ場所
それが愛の迷路だった
ゆらりと時は流れていく
切なさと似た想いを抱いて
孤独な旅は続く
出口のない迷路に迷いながら
たったひとつの愛を探してる
悲しみと傷みは消えなくても
たったひとつの約束を守るために
抜け出せないとわかっていても僕は愛の迷路に迷い込んだ
誰よりも君を愛しているから。