詩人:甘味亭 真朱麻呂
時は流れ季節は巡り
たくさんの悲しみ喜び繰り返し
日々が変わることもなく
何一つ違わない世界で僕は生きてる
ただ時間だけが流れていく
何もしないであくびをしていただけの今日が無意味に思えて
それでもやることなどなくて
やることなすこと
裏目の毎日
最近はずっとこんな調子だから
笑顔をしても悲しくなるだけですぐまたいつもの顔に戻す
夕焼け空に当たり前に浮かんだ綿雲
東の空に沈んでいく夕日が微かに揺れた
それだけでなぜか悲しくなってくるよ
どれだけ僕は時間を無駄にしてるんだろう
それでもやることは無に等しいくらい
気づけば夢うつつ
眠りの中
こうして今日もさびしいくらい何事もなく平和に暮れていくんだな
そんな風にあの日を徐に思い出す
大人になった僕
あんな日もあったとしみじみと想う
過ぎ去りし日を。