詩人:さみだれ
ハーブしか育たない星でも人は生きていたウランとヘリウムの大気それでも生きていた夫の遺影と子供の走り回る音灰に近い白の人間この星にはもう彼らしかいないそれでも生きていたもしこの星の裏側に息を潜めて隠れてるなら出てきてほしいそんなに大きな星でもないから出てきてほしい私はもうここを去る別れのあとには出会いがあるだから共に生きてほしい