詩人:大示
努力をしたくないが為に
終わりを求める
そうかもしれないし
違うかもしれない
全てが無駄だ
そんな想いに支配されたのは
どんな生き物にも終わりがある
それを学んだ時だった
終わった時に何もかもが
色褪せる
匂いも
声も
色も
心配しないで
素晴らしい生き方をすれば
多くの人に語り継がれるでしょう
なんて真しやかに
努力をしないサギが
何処か近くで鳴いている
それを捕まえ羽をむしって
僕は食べた
今夜は、努力をしてしまった
生きるための努力を
それすらできなくなれば
その辺の根っこや雑草でも
食べるだろう
努力をしない、できない代償は
そんなものでもいいのだろうか?