詩人:Ray
優しさが
自分を守るためにあるものなら
僕は
そんな優しさは要らない。
君を傷つけたくないから、
『優しさの嘘』を
僕は付く。
でも それは
本当は
ただ 僕自身を
綺麗に見せたいためだけの
『偽物の優しさ』なのかもしれない。
君に僕が優しくするのは
『君』を思いやる前に、
もしかしたら 僕は
『僕』を
思いやっているのかもしれない。
『優しいね』なんて
『心が広いんだね』だなんて
言わないでよ。
所詮 僕は
やっぱり自分が一番可愛い
偽りの僕。
君が好きだから
君に
ずっとそばにいて欲しいから
僕は いつも
優しさで
自分をcoverする。
綺麗で愛される着ぐるみを被った
醜い人間なんだ。