詩人:山崎 登重雄
長い間 眺めてきたんだあの映画なら数え切れないくらいあの歌なら何度も声を嗄らした一緒に過ごしながら 時間は遡ったり進んだり 僕を連れてゆくリメイクを繰り返しリテイクを吐き出し長い間 眺めてきたんだあの日のシーンを誰もが演じているあの日のフレーズを世界中が歌う一緒に過ごしながら 時間は突き放し呼び戻し 僕を連れてゆくサヨナラを繰り返しアイシテルを吐き出しこれからも 漂うんだあの人と巡り逢う約束をしたからあの人も僕と同じ旅人だから