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詩人:甘味亭 真朱麻呂
見てられなくて
それでも拒み続ける君は本当の孤独を知ってしまって
今更話し合う理由もなくて
心の叫びは無意味に途切れる
カナシい余韻を残したまま
君は自らの手でその短すぎる生涯を閉じた
君は僕がどんなに悲しんだか知ることもなくて
それでも君への想いが消えないのが不思議なくらいで
それでも僕は君が好き
カナシいくらいに君が恋しい
それでも君はもう戻らない
それでも僕は君が好き
何度となく繰り返す愛の言葉
世界は残酷なくらいに目まぐるしい
君が逝ってしまった
その瞬間
僕は別世界にきてしまったみたいに
今居る世界に疑いの目を向ける
嗚呼…
それでも僕は君が好き
それでも僕は君が好き
君がいなくなった世界で
僕はバカのひとつ覚えのように
何度も何度も繰り返す
それでも僕は君が好き…。