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詩人:甘味亭 真朱麻呂
君の顔も君の声も確かに好きだけど
とても大好きなんだけれど
それ以上に大好きなところがあるんだ
それは外側からじゃ絶対に見えないところ
たとえば君のささいな優しさだったりよく気が利くところなんだよ それがあってはじめて君の魅力が引き立つのさ
いくら可愛いこぶったって
そんなのおまけのうちさ
本当にその人のいいところは深く触れ合ってぶつかってみないとわかりはしない
永遠に
だからどこにも行かないでずっと僕のそばにいて変わらない愛をください
ずっとずっといつまでも
いちばん好きな君の隣なら幸せ感じれるから
今ある迷いや悩みから目をそらしても君だけは失いたくない
なんとなくさびしいとき
ふつうじゃ誰も気遣ってなどくれないような小さな気持ちの変化にも君は気づいて
優しげな言葉で心ごと身体を包んでくれる
あたたかなスープみたい
ちょうどいい温度のお風呂に入ってるみたいな感覚を僕にくれる
そんな瞬間でわかるんだよ あれ、これってもしかして運命なのかなって
そんなふうに思える自分も好きなんだ
寒い冬も暑い夏も
君がそばにいることでなぜだか心から強くなれる
いやなことも苦しいことも君がいるから問題なく頑張れるんだ
それはひとえにきっと君のおかげ
なかなか言えない言葉
ありがとう ありがとう
何度でもささやいた
小さな声は君の心へちゃんと届いているのかな
そんな不安さえ君にはバレバレで
「見返りなどいらないわ
私はあなたを愛したいから愛してるまでよ」
なんて顔で笑うからたとえ思い違いでもうれしいんだ うれしいんだ
心は湯たんぽ抱いてるようだ
凍える夜もぎゅっと包んでくれる お揃いのセーター見せ合いながら見上げる空には星が流れて
その瞬間ほどの時間の中で願った願いが叶うといいななんて笑いあう そんな場面消えない様に祈った。