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[124355] 土曜日

詩人:フィリップ

つい去年に別れた女の子と
その友達で僕の友人だった女の子が
つい最近
幾千グラムかの命を産んだ
動揺を隠せない頭を働かせて
メールでおめでとう、とだけ言った


これからの月日
僕は
友人たちは
どこまで変わっていくのだろう
人生のどこかで
僕たちは必ず
ひっそりとゴールを迎える
気が遠くなるような歴史のうえに
僕たちは点として存在しているのだ



土曜日は
詩人にとっては恐ろしく退屈で
尚且つ残酷なほど
頭が冴えるのだ
まだ見ぬ命よ
君たちが大人になる時は
世界を知り始めるということは
言葉を失うって事なのさ



君が少しだけ
世界を好きになったころ
僕は飾らない言葉を束にして
希望を持って
会いにいくよ

2008/04/09 (Wed)
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