詩人:まとりょ〜鹿
どんな風景にも溶け込めない
違和感を背負った色や形をして
ピョンピョンとどんな荒地だって跳ね回って
まるで別世界ねと笑うんだ
不思議と君を訝しげな目で見てた彼らももう
君から目が離せない。違和感が確信に変わった
ぐにゃりとへしゃげた世界には自然に映ったその夕暮れ
水面を揺らす静かな風の生ぬるさ
僕はその円には入らない。理由は分からないけど
それでも円の一番近く、外側の世界から違和感だらけの君を見つめている。
心の中の中もスポットのように丸みを帯びてゆっくり揺らしておいて
君の中心が暖かすぎるから、その周りの空気がゆらゆらと揺れ動いているんだ
不意に触れたら
溶かされてしまうのだろう