詩人:どるとる
さんざん走り回ってたどり着いた真夜中に
僕は光 求める夜光虫になる
あなたが 僕の灯台の明かりになってくれるなら
何もいらない
求めない
あなたが傍にいてくれるだけで 幸せ 溢れ出すよ
帰り道もこわくない
突然の雨にもへこたれない
うつむいた僕の猫背に降り注ぐ月の光
小雨模様の空
切ないとはこのことか
灯台の光よ
真夜中を照らす
月となれ
太陽の居ぬ間に
夜が訪れて
足元さえも
見えないよ
希望なんて
見えないよ
だからこそあなたが傍にいてくれるのが一番の救いなのさ
明かりのない夜はあなたを明かりのかわりにして 笑うから
あなたの笑顔は暗闇さえ照らす 灯台
海を 見守る やさしく照らす 僕の光。