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詩人:甘味亭 真朱麻呂
誰の心にも咲いてる流した涙で育つ花
いつかつよさというきれいな花になる
例え今はつぼみでも
やがてその固くとじたつぼみはひらくよ
輝きながら落ちてゆこう
涙の海の底へ
ゆらゆら 揺れながら
揺るがぬ信念を胸にして
いつでも笑顔 こさえられはしないけれど
それでも隙あらば笑うがいい
世界の苛立ちや流れを笑い飛ばすように
いつか君もきれいな花となれよ
僕もそのあしあとを追いかけるから
流れた涙が何処へゆくのかなんて僕らにはわからないけど
流した涙で育つ花が咲く日を誰も待ってる
ただいつかはわからないから人は迷い傷つきながら
いつ咲くかわからない花の開花をひたすら待ち続ける
歩くうちに泥だらけになって汚れたスニーカーが原型をとどめないくらい削れて
元の色が何色なのかさえわからないくらい色あせても
涙で洗えばほら真っ白く艶めき輝く
その傷跡や汚れの分だけつよくなれる
花は枯れてもひとつじゃない種をつける
人間と同じさ
この思い出たくさん詰まった頭の中にある記憶のゆくえ 時間の流れとともに色あせてすたれても輝きはいつまでも消えない
涙と笑顔の花にうずもれながら いつか見上げた星空よりまばゆい未来に僕ら会えるかな
会えなくても大丈夫
こっちから迎えにゆこう
少しむりやり引っ張り込む感じで昨日のつよさを今日の力にするために 一回で使いきらずに少しは残しておくのさ
冷たい涙で濡れた 瞼がひくひく ふるえても
笑顔の花があたためてくれる
大丈夫 愛が僕には寄り添う
涙は笑顔に
笑顔は涙に
語りかけるように
ずっと繰り返し
強さと勇気を分け合う
今日は昨日から勇気をもらい
心に降る雨は昨日から降り続いてる
昔から ずっと
それでも涙の雨がやむ日を待つ
つよさに変えて
また一歩前に進む。