詩人:甘味亭 真朱麻呂
ぼくはなんのため
ここにいて毎日毎日生きてるのかな
たまに親には言えないくらい死にたくなるけど 実際にはぜったい死ねやしない
そのための痛みにさえたえられないから
この気持ちはいったいどこへ流れてゆくの?
この心臓はなんのため動いてるの?
毎日おなじ事繰り返すだけなのに
息がつまるつまらない日々を…
すべてのことに答を求めながら
ひとつさえ未だわかってない
未確認の問題が山積みになって
その重さでつぶれそうさ
死ねるための痛みも苦しみもない終わり方を知りたいよ
なんて縁起でもない事をぼくが言ったとしら悲しむ人はどれくらいいるのかな
雀の涙ほどなら悲しいな 死にたくなるよ
ぼくという存在はなににゆるされてここで死を語る?
この先を生きたくもなくて
その先を知りたくもなくて
生まれたくもなかったと思うぼくを神様はどうして生んだのか
それとも親たちの一存か
神様は荷担してないのか
何もかもが理不尽で
何もかもが理解できない 理解しようともしてない
それでもだいたいはうれしいことがあればそんなこと忘れて笑ってる
そんな自分もわからない
もうすべてが行き詰まり 無の境地
無地の真っ白なノート
サヨナラ…
ぼくのこれからの行き先を なってゆく先を知る人はたぶん居ない
ぼくという存在をゆるした人はだれ?
そしてぼくはなんのため息を吸うのか
こんな人生終わりたいのになぜ今もって懲りず息をしてる?
おしえてほしい…
おしえてほしいのはこっちだと言われても
おしえてほしい…
生まれたから生まれたじゃもう消化しきれない頭をもつ歳だから。