詩人:琉維
最愛の人になりたい
其処迄欲を広げる程
悪い女にはなりきれない。
何処の位置で有っても
あたしは
貴方の特別だと云う
そんな何が欲しいだけ
あたしだけは
特別なんだって 云う。
何が。
見付からなくて
見えないから
特別なんだと
分かっても
求めては
貴方を困らし
あたしは泣き叫ぶ
そんな悪循環中で
あたしは
心地好さを
貴方から見付だす。
上部で重ね塗り潰した
綺麗ゴトに聞こえる
あはしが思う
理想の言葉。
それは
ある意味、
最愛の人になりたい と
云う言葉よりも
特別なモノと云う存在で
居たい。 と
云う我が儘の方が、
一番
汚くて。
ズルイ女。
其れを
知っても あたしは 只
あなたの 隣
ただ 特別 で
あたしだけの 何か が
欲しい だけ。