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曼珠沙華の部屋  〜 「目盛りー    」への投 票 〜

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[5251] 目盛りー    

詩人:曼珠沙華

もう君は
昔のままじゃ
いられなかったんだねあの頃のようには
いられないんだね
それは悲しい
事かもわからないけどこんな気持ちに
させる事だけは
確かだよ
いつも笑う
みんなが笑ってるから右へならえで
ついて行こう
気がついたとき
ひとりぼっちでいる
君を置いてきたのか
置いてこられたのか
わからないまま
わからないまま
忙しく
抵抗しつつ生きているこれは
淋しい人生なのかもと思いながら
捨てきれない
忘れられない
君は今どこに
ひとりでいるのかな
声も身体も
はじけていた
過去に行きたい
過去に生きたい
すぐそばに
いる人は決まっている懐かしんでいる
焦がれている
君がいれば
君がいれば
できない事は
何もないと信じていた断言できていた
若かりし強き愛情故にまっすぐで無敵だった想いの目盛りは
振り切れていたから
もうこんな事は
ないと思う
あってはいけない
君だけにしたいから
 

2003/10/24 (Fri)
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