詩人:せーや
君はいつからか
僕の呼び掛けに、答えてはくれなくなったね
ギュッとちからを込めて、君の小さな手を握っても
いつからか、それさえも僕の一人よがりになって…
仕事が休みな週末は、いつも部屋で
君と朝から二人きり
話すのはいつも僕だけど
そんな時間も、こんな僕にとっては何よりも大切な時間で
暇人なのね、と笑う君
知らぬ間に僕と君を繋いでいた
固いくさりを君は必死に壊そうと
毎日見えないくさりを叩く君の姿は
僕に優しさというものを教えてくれて
僕に涙というものを与えてくれて
君がどんな夢を見ているのか分からないけど
どうか 僕がそばにいますように
どうか 君が笑っていますように