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詩人:ストロベリーシンドローム
季節外れの向日葵を
ただ静かに眺めてる
夢の時が行き過ぎ
やがて秋の陽
不器用だけれど暖かい
笑顔を持ったあの人の
サヨナラ言葉 抱きしめ
この愛 見送る
苦しさと切なさで
心を塗りつぶし
少し大人になった私
秋風への忘れ物
無くしてから気がつく
秋風への忘れ物
無くしてから気がつく
私の髪に 秋桜を
飾った優しいあの人は
恥ずかしく俯く私に
「綺麗だ」と言った
そんな貴方の面影を
追って悲しくなっては
見渡すのよ この場所
風に揺れてる 紫
愛しさと寂しさで
心を埋めて
少し大人になった私
秋風への忘れ物
二度とは戻らない
秋風への忘れ物
二度とは戻らない
貴方を想い書いている
届くはずもない手紙たち
心残りのあの日に
戻りたいのです
無邪気な二人の戯れや
笑い合っては語り合い
一つ一つの想い出が
胸を駆け巡る
愛しさと切なさで
心を満たし
涙が目に染みる季節
秋風への忘れ物
無くしてから気がつく
秋風への忘れ物
無くしてから気がつく
風の中 夢は過ぎ
二度と戻らぬ 秋の陽