詩人:碧仁
ケラケラ子供見たいに
笑っていた貴女
ふと振りかえれば
静かに流してた
その頬に伝たる涙
息が苦しくなるその瞬間
どうした?
言ってみろ
んん、何でもなぃ と
無理矢理作るその笑顔の下は
どうしたら素直になるか
その方法を
俺はまだ見つけられない
いつか、貴女は言った
強くなる。 だなんて
呟いた
相変わらず 馬鹿やね
素直にもっと泣ける子の方が
もっと可愛いよ
素直に泣ける子の方が
きっと強くなれるよ
けどな
誰かの為に自分の事を捨てた事がある貴女は
もぅ
誰よりも 何よりも
強くて
優しい女性だよ
でもやっぱり蝶々を見つけ
追い掛け疲れてる
貴女は
まるで
無邪気で小さな天使なんだ…