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詩人:いつか。
『拝啓 愛した貴方へ。
久しぶりですね。
私のことを覚えていますか。
貴方と別れてから、もう3年が経ちました。
この街も、すっかり変わりました。
貴方の好きだった、丘の上から見える朝日も今は、もうありません。
私は貴方を想い出にすることにしました。
いつまでも過去を振り返ってばかりでは、
先へは進めないから。
それでも満月の綺麗な夜には、貴方と一緒に見たことを思い出し、
少しだけ泣きました。
貴方はこんな私をどう思うのでしょうか。
いつもの様に「どうってことない」というように、笑うのでしょうか。
少しでも淋しいと思ってくれるのでしょうか。
それとも、仕方ないと諦めてしまうのでしょうか。
会いたいです。
淋しくて胸が、張り裂けそうです。
けれど。
貴方はいないから。
貴方とのことを想い出にするのは辛いけれど。
私は前に進みます。
でも。
これだけは言わせて下さい。
私は今でも貴方を愛しています。
きっと。
貴方以上に、愛する人なんていないと思います。
そして。
私以上に、貴方を愛する人なんていないと思います。
この想いを胸に
私は生きていきます。
さようなら。
敬具』
〜追伸〜
いきなりこんな手紙をかいてしまいごめんなさい。
けれど。
どうしても、書かずにはいられなかったのです。
どうしても、この想いを伝えずにはいられなかったのです。
私の。
最後の我儘だと思って、
許して下さい。
最後になりましたが、体に気をつけて下さい。
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別れた人への手紙です。((←そのまんまやん!!
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