詩人:自己満足 2
懺悔を告白します
今まで、沢山の人々を傷つけてしまいました
数多くの女と出逢い
別れる度に その心を踏みにじってしまいました
けして悪気があった訳ではないけれど…
結果として
皆んな 俺を恨んだことでしょう
最悪なのは
誰かを忘れられないのに
寂しさ故に 愛を語って 偽善者を装っていました
3年前の旅立ちの頃
当時の彼の人は この心には既に居なかった筈なのに
この部屋に来て 多くの言葉を残してくれました
その言葉は曖昧や思わせ振りじゃなく
ただひたすら 俺だけに想いを届けていました
自己満足ではありません
本当にありがとうございました…
彼の人と居た時も
あの娘と居た時も
今 隣に誰かがいても
どうしょうもなく
忘れられない人がいたのです
Facebook がその人の幸せを伝えてくれた時
衝撃が…慟哭が…
同時に あの刑期が終わった時と同じような 不思議な解放感に満たされました
…ああ 神よ
あなたが本当に存在するのなら
どうか 俺の罪をお許し下さい
そして彼女達に幸運をお与え下さい
俺は隣にいる人を その日まで必ず愛し続けます
しかし 地獄行に行くのは確定ですよね
だからその日まで…
俺を堕とした野郎に怨みをはらすまで
アーメン